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MAILMAGAZINE メールマガジン

2017/12/15

【VOL.481】ASBJ、「仮想通貨」の会計処理案を公表

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CFO LIBRARY メールマガジン           Vol.481 2017/12/08
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■今日の記事

1.ASBJ、「仮想通貨」の会計処理案を公表

2.仮想通貨に関する所得の計算方法等について(国税庁)

3.金融庁、CG・IFRS対応EDINETタクソノミ案を公表

4.アガットコンサルティングの近況報告

5.会計士の一口コラム

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◆1.ASBJ、「仮想通貨」の会計処理案を公表
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企業会計基準委員会(ASBJ)は6日、
実務対応報告公開草案第53号
「資金決済法における仮想通貨の会計処理等に
 関する当面の取扱い(案)」
を公表しました。

2018年2月6日までの期限で意見を求めております。

本公開草案は資金決済法(資金決済に関する法律)
に規定するすべての仮想通貨を対象として、
・活発な市場が存在する場合には
 市場価格(簿価との差額は当期の損益)で、
・そうでない場合は
 取得原価と処分見込価額のいずれか低い額
(差額は当期の損失)
で評価することが提案されております。

損益計算書には売却収入から売却原価を控除した純額を
計上することとされています。

また、仮想通貨交換業者や仮想通貨利用者は
仮想通貨に関する注記が
原則として求められることになります。

2018年4月1日以後開始事業年度からの適用
(公表日以後終了事業年度等より早期適用可)
が想定されています。

▼詳しくは以下のASBJウェブサイトをご覧ください。
https://www.asb.or.jp/jp/accounting_standards/exposure_draft/y2017/2017-1206.html

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◆2.「仮想通貨に関する所得の計算方法等について」(国税庁)
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国税庁は12月1日、
「仮想通貨に関する所得の計算方法等
 について(情報)」を公表しました。

ビットコインなどの仮想通貨による利益は、
原則として雑所得として、
所得税の確定申告が必要となります。

今回公表されたこの情報(FAQ)は、
確定申告の対象となる仮想通貨の損益や
その具体的な計算方法等について記載されています。

▼詳しくは以下をご覧ください。
「仮想通貨に関する所得の計算方法等について(情報)」PDF
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/171127/01.pdf

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◆3.金融庁、CG・IFRS対応EDINETタクソノミ案を公表
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金融庁は4日、EDINETタクソノミ
(CG・IFRS詳細タグ付け対応版)案を
公表しました。

2018年1月4日までの期限で意見を求めております。

本年3月に意見募集した
同タクソノミ要素リストに続くものです。

日本基準ではコーポレート・ガバナンス関連情報
(コーポレート・ガバナンスの状況、
 役員の状況、議決権の状況等)
への詳細タグ付けが、
IFRSでは財務諸表本表、BS・PL項目の内訳及び
セグメント情報への詳細タグ付けが提案されております。

2018年3月頃に確定し、2019年3月期以降に適用する予定です。

▼詳しくは以下の金融庁ウェブサイトをご覧ください。
http://www.fsa.go.jp/search/20171204.html

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◆4.アガットコンサルティングの近況報告
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さて、今日はJ-SOX オンサイト支援サービスのご紹介です。
http://www.agateconsulting.jp/consult/jsox.php

内部統制報告制度(J-SOX)を
「こんなのムダだ」とか、
「これがあるから決算が早くできないんだよ」とか、
そんなふうに思っている方もいらっしゃるようです。

そもそも内部統制は、様々な観点から
「会社の活動に役に立つもの」であるはずなんです。

内部統制報告制度(J-SOX)では
内部統制の検証対象を
「適正な財務報告目的」のものに限定していますが、
本来の目的は、下記の通り、1つではありません。

【内部統制の本来の目的】
1.経営の有効性・効率性確保の目的
2.適正な財務報告目的(←これがJ-SOX対象)
3.法規順守(コンプライアンス)目的
4.資産の保全目的

J-SOXが制度として導入されて以来、
2つめの「適正な財務報告目的」だけが重視され、
他の重要な目的が軽視される傾向にあります。

でも、それはもったいないと思いませんか?

弊社のJ-SOX オンサイト支援サービスは
◯内部統制が本来持っている重要な目的をちゃんと意識した上で、
◯J-SOXの制度対応は最小限でクリアする、
という方針で行っています。

「こんなこと意味があるんだろうか。。。」
などと苦しんで、J-SOX対応をするのではなくて、
もっと効果的・効率的に
J-SOXを活用していただきたいと思っているからです。

ポイントは
———————————————————-
◯内部統制が本来持っている重要な目的をちゃんと意識した上で、
◯J-SOXの制度対応は最小限でクリアする
———————————————————-
という点です。

ぜひこの観点を貴社の内部統制報告制度(J-SOX)に
取り入れてみてください。

▼「J-SOX オンサイト支援サービス」の詳細はこちら
http://www.agateconsulting.jp/consult/jsox.php

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◆5.会計士の一口コラム
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公認会計士・税理士の畑中 数正です。

平成29年分の年末調整事務はこれからですが、
今年分の年末調整が終了すると、
次は平成30年分の給与の源泉徴収事務が始まります。

平成30年分から変わる事項を事前に確認し、
計算誤りや必要な書類の入手漏れなどがないようにしましょう。

▼続きはこちらのブログをご覧ください。
http://www.cfolibrary.jp/column/taxation/20449/

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