【決算・開示コラム】[スイッチＯＴＣ薬控除～日本一般用医薬品連合会が「共通識別マーク」を発表～]

公認会計士・税理士の畑中 数正です。

先日のブログで
「スイッチＯＴＣ薬控除（医療費控除の特例）」の控除対象となる
医薬品の具体的な販売商品名のリストである
「対象品目一覧」（平成28年6月17日時点）が
厚生労働省から公表されたことを紹介しました。

本日は、スイッチＯＴＣ薬控除の控除対象医薬品に
関する話題をもう一つ紹介したいと思います。

厚生労働省が「対象品目一覧」を公表した同じ日に、
日本一般用医薬品連合会より
控除対象製品のパッケージに表示する共通識別マーク
が発表されました。

日本一般用医薬品連合会は医薬品メーカー等が加盟する団体で、
セルフメディケーションの普及などを目的としています。

さて、今回発表された共通識別マークは
「セルフメディケーション 税控除対象」と記載されたマークで、
製品の正面やJNAコード近くに表示することで
購入者が製品を手にした際に、
対象かどうか一目で分かるようにするものです。

日本一般用医薬品連合会では今後、
税制とともに共通認識マークについても
広報・啓発活動を通じて案内するとのこと。

なお、共通認識マークに法定の表示義務はありません。
そのため、各医薬品メーカーが任意で対象製品に表示することになります。

【共通認識マーク】（出典：日本一般用医薬品連合会ＨＰより）

▼「スイッチＯＴＣ薬控除（医療費控除の特例）」の詳細は
　下記サマリーノートをご覧ください。
・平成28年度税制改正～個人課税に関する改正２～
（会員登録すると無料でダウンロードできます。
　会員登録はこちらからどうぞ！）

公認会計士・税理士
畑中 数正