【決算・開示コラム】[税効果会計(繰延税金資産の回収可能性) に関するアンケートの概要]

ASBJが8月8日に第293回企業会計基準委員会の審議資料として公表した資料の中に、
「審議(1)-1 税効果会計（繰延税金資産の回収可能性）に関するアンケートの概要（参考人資料）」
というのがありましたので、ご紹介します。

これは、監査委員会報告66号(繰延税金資産の回収可能性)の検討を進めるために、
連結でIFRS・米国基準を適用する企業の連結実務を調査することを目的として、
IFRS適用企業（予定含む）及び米国基準適用企業を対象に調査した結果を取りまとめたものです。

この?アンケートの結果、連結(IFRS/米国基準)の繰延税金資産の回収可能性の判断は、
概ね、単体(日本基準)をベースとしている企業が多いが、
以下の項目については、連結での調整(見直し)を行っているケースがあるようです。

? ・スケジューリング不能な将来減算一時差異の取扱い
? ・｢重要な税務上の繰越欠損金｣に基づく会社分類(４号・５号)
? ・繰越欠損金に係る将来減算一時差異の回収可能性に係る課税所得の見積期間
? ・解消が長期にわたる将来減算一時差異の回収可能性に係る課税所得の見積期間
? ・欠損金の繰越期間等に基づくタックスプランニングを考慮した場合の、課税所得の見積期間の見直し

▼詳細は下記資料をご覧ください。
審議(1)-1 税効果会計（繰延税金資産の回収可能性）に関するアンケートの概要（参考人資料）

▼その他審議資料はこちらから
第293回企業会計基準委員会の概要