【決算・開示コラム】[【電子申告】平成31年１月からスマホで確定申告が可能に]

公認会計士・税理士の畑中数正です。

先日、大法人の電子申告義務化についてご紹介しましたが、
今回は個人の電子申告に関する話題をご紹介します。

e-Taxを利用するためにはe-Taxソフトのダウンロードや
パソコンへのインストールが必要となりますが、一部の手続きについては、
e-Taxソフトのダウンロードやパソコンへのインストールをせず、
Web上の画面の案内に従って入力することにより、
e-Taxにより手続を行うことができます
（ただし、利用可能な時間は、e-Taxの利用可能時間に限られます）。

このweb上のサービスには、
パソコン利用者向けの「e-Taxソフト(WEB版)」と
スマートフォンやタブレット端末利用者向けの「e-Taxソフト（SP版）」が
あります。

平成31年１月からは
「e-Taxソフト（SP版）」を利用することにより
スマートフォンでも所得税の確定申告ができるようになります。
ただし、「e-Taxソフト（SP版）」で所得税の確定申告ができるのは、
給与所得者（年末調整済み）で医療費控除又はふるさと納税などの
寄附金控除を適用して申告する方です。

「e-Taxソフト（SP版）」で申告する際には、
IDとパスワードを利用する「ID・パスワード方式」を利用することで
手続きが可能となります。
なお、IDとパスワードの利用方法についても平成31年1月以降、
簡便な手続きが追加されるようです。

▼詳細は下記国税庁ウェブサイトをご覧ください。
・「（個人の方へ）平成31年1月からe-Taxの利用手続きがより簡便になります
(平成30年４月)（PDF）」
・「【平成31年１月開始】e-Tax利用の簡便化に向けて準備を進めています」

公認会計士・税理士
畑中数正