【決算・開示コラム】[日本版スチュワードシップ・コードが完成]

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COLUMN 決算・開示コラム

2014/02/28

日本版スチュワードシップ・コードが完成

日本版スチュワードシップ・コードに関する有識者検討会は2月27日に、
「責任ある機関投資家」の諸原則≪日本版スチュワードシップ・コード≫
~投資と対話を通じて企業の持続的成長を促すために~
の確定を公表しました。

本コードはスチュワードシップ責任に基づく機関投資家の行動規範をまとめたもので、
7つの原則とそれに基づく指針から構成されています。

スチュワードシップ責任とは、
機関投資家が投資先企業やその事業環境等に関する深い理解に基づいて
当該企業と建設的な対話を行うことにより(当該企業の企業価値の向上や持続的成長を促すことで)
中長期的なリターンを拡大すべき責務です。

一方、企業側に対しては適切なガバナンス機能の発揮を求めており、
両者は「車の両輪」をなすとしています。

 

本コードはプリンシプルベース・アプローチ(原則主義)と
コンプライ・オア・エクスプレイン(原則を実施しない場合にはその理由を説明すべし)
を採用しているのが特徴です。

機関投資家は本コードを受け入れる旨及びスチュワードシップ責任を果たすための方針などを
自らのウェブサイトで公表したうえで、
当該公表項目を毎年見直すことが期待されています。

ただし、本コードは法令ではなく
法的拘束力は有しないものとされております。

 

▼詳しくは以下の金融庁ウェブサイトをご覧ください。
http://www.fsa.go.jp/news/25/singi/20140227-2.html

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