スタッフ紹介「藤浦 宏史」|経理・財務ご担当者様が抱える業務の「効率化」支援サイト

経理・財務ご担当者様が抱える業務の「効率化」支援サイトです。

  1. CFO LIBRARY ホーム
  2. CFO LIBRARYとは
  3. メンバー詳細

STAFF メンバー詳細

早稲田大学商学部を卒業後、中央新光監査法人に入所し、上場企業・店頭公開企業の法定監査や株式公開準備会社の支援業務に従事。
1997年に独立後、2001年に株式会社アガットコンサルティングを設立。

藤浦 宏史 Hiroshi Fujiura

保有資格
公認会計士、税理士
出身地
東京都清瀬市
居住地
東京都世田谷区
出身校
早稲田大学商学部

3年で1000万円を使い果たした花屋の起業

学生時代から起業を夢見ていましたが、いきなり会社を作る勇気はありませんでした。たまたま商学部の授業で公認会計士という職業を知り、若いうちから上場企業の経営者と仕事ができることに魅力を感じました。無事試験に合格し、監査法人に入り、カリスマ創業社長の会社、民営化間もないNTT グループ、黎明期の携帯電話会社、工場団地開発分譲の第三セクター、製紙メーカーなど、さまざまな業界を幅広く経験し、会社組織がどのように動いているかを学ぶことができました。
花屋で起業したのは、旧来の慣習を打破するビジネスにチャレンジしてみたかったからです。花屋のコスト構造では、花の廃棄ロスの割合が高く、店舗コストも大きい。そこを会員制予約販売にすればもっと利益が出せると考えました。
結果としては、たしかにコスト削減には成功したのですが、困ったことに売上が上がりませんでした。ベンチャー企業にはテレビ広告などの予算はありません。大きな会社の経営者の悩みは「ビジネスの効率化(コスト削減、品質向上)」であることに対し、小さな会社の経営者の悩みは「ゼロからいかにビジネスを創るか(売上をあげるか)」であると、この時痛感したのです。3年間で1,000万円を使い果たし、昼間会計事務所でアルバイトをしていました。

転機と学びと再出発

そんな中で転機がありました。もがき苦しみながら花の宅配流通の改善を考え、ある物流会社の社長に事業提携の提案をしてみたのです。すると、「それでは売上あがらないだろ!」と瞬時に見抜かれました。とっさに「この社長のもとで学びたい」と思い、どうしてもとお願いし、鞄持ちとして働くことを条件に学ばせてもらえることになりました。物流の現場で、トラックの運転から荷造り、配達などの力仕事もしながら、社長の行動を観察しました。
その社長は、誰よりも会社経営のことを考え、誰よりも現場とコミュニケーションをとり、誰よりも長く働いていました。「1日16時間も働いていないのに(たいした努力もしていないのに)才能がないなんて言うな」というわけです。
花屋での経験、鞄持ちの経験、そして、会計士としてのスペシャリティを生かして、起業家やベンチャー企業の経営者の力になりたいと思い、アガットコンサルティングを設立しました。

変化を怖れない

好きな格言の1つに、ダーウィンの「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」があります。変化することは怖いことですが、「変化すること」の大切さを常に意識していきたいと考えています。

成功している経営者に共通の資質

絶対あきらめずにチャレンジし続ける情熱ですね。財務力や信用力等で不利なはずのベンチャー企業が大企業に勝利してきた実例を見てきました。「大企業の一事業」より情熱をもった起業家が取り組む「ベンチャー企業の唯一の事業」に軍配が上がるケースが多いのです。ビジネスモデルも大切ですが、それよりもお客様の意見を聞いて改良できることが重要です。

使命

アガットコンサルティングは、とても素晴らしいメンバーに恵まれており、1人ではできないこともみんなで実現してくることができました。これからも「会計士としての能力を発揮してできること」をメンバーと一緒に考え、気付きを与え合い、目を輝かせてチャレンジし、共に成長できる環境を作っていくことが私の使命だと思っています。
また、目の前のお客様(経営者・経理に携わる方) の満足のために全力を注ぎ、その中で得たノウハウを磨ぎ澄ましてコンテンツ化し、さらに多くのお客様に提供していきます。「経理が変われば、会社は変わる」を1人でも多くの方に実感していただけたらと考えています。
この両輪をゆっくり、じっくりと深く広くしていきたいです。