【決算・開示コラム】[【確定申告】現在利用可能な納付方法]

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COLUMN 決算・開示コラム

2024/02/27

【確定申告】現在利用可能な納付方法

公認会計士・税理士の畑中数正です。

確定申告も中盤に入りました。
これから申告される方も多いかと思いますので、現在利用可能な納付方法について改めて
確認しましょう。

納付方法は大きく分けて、現金で納付する場合と現金以外(キャッシュレス)で支払う方
法があります。各納付方法の概要と必要な手続きは以下のとおりです。

【キャッシュレス納付】
1.振替納税
 納税者本人の預貯金口座からの自動振替による納付する方法。
 新規で振替納税を希望する場合は「預貯金口座振替依頼書」を申告期限までに提出する
必要があります(オンラインで提出可)。
 振替納税は税目ごとに手続きする必要があるので、所得税等の手続きをしていても、消
費税及び地方消費税の手続きをしていない場合は、消費税及び地方消費税の振替納税を利
用できませんのでご注意ください。

 令和6年分の振替日は、申告所得税及び復興特別所得税が令和6年4月23日(火)、消費
税及び地方消費税が令和6年4月30日(火)です。

2.ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)
 納税者本人の預貯金口座から即時又は指定した期日に口座引落しによる納付する方法。
 事前にe-Taxの利用開始手続きと「ダイレクト納付利用届出書」の提出が必要(オンラ
インで提出可)です。
 ※「ダイレクト納付利用届出書」を提出してから、利用可能となるまでに時間を要する
ので(e-Taxの場合は1週間程度、書面での提出であれば1カ月程度)、令和5年分の申告
の納税には間に合わないことがあるのでご注意ください。

3.インターネットバンキングやATMで納付
 納付情報を登録又は入力することでインターネットバンキングやATMで納付する方法。
 事前にe-Taxの利用開始手続きが必要です。

4.クレジットカード納付
 インターネットを利用して「国税お支払いサイト」から納付する方法。
 納税額に応じた決済手数料がかかります。

5.スマートフォンアプリ納付
 インターネットを利用して「国税スマートフォン決済専用サイト」から、スマホアプリ
決済を利用して納付する方法。
 納付できる金額は30万円以下で、事前にPay払いのチャージが必要です。

6.QRコードを利用したコンビニ納付
スマートフォンやパソコンなどで、国税庁ホームページで提供する作成システム等から
納付に必要なQRコードを作成し、コンビニエンスストアで納付する方法。

【現金で納付】
・窓口納付
 現金に納付書を添えて納付する方法。金融機関又は所轄税務署で納付できます。

■令和5年分確定申告 納付の期限等
〇申告所得税及び復興特別所得税
 納期限 令和6年3月15日(金)
 振替日 令和6年4月23日(火)
 延納分 令和6年5月31日(金)
〇消費税及び地方消費税
納期限 令和6年4月 1日(月)
振替日 令和6年4月30日(火)

▼詳細は下記国税庁ウェブサイトをご覧ください。
 令和5年分確定申告特集「使ってみると便利です!キャッシュレス納付!」
 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/zeikin-nouhu/

公認会計士・税理士
畑中数正

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