【決算・開示コラム】[令和5年分確定申告のポイント]

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COLUMN 決算・開示コラム

2023/12/28

令和5年分確定申告のポイント

公認会計士・税理士の畑中数正です。

年明けから確定申告の準備を始める方も多いかと思いますので、令和5年分の確定申告の
主なポイントを確認しましょう。

■ 配当所得
1.大口株主の判定
上場株式等の配当等の支払を受ける個人が、大口株主(その配当等について株式保有割合
が3%以上)に該当するかどうかの判定について、令和5年10月1日以後に支払われる上
場株式等の配当等については、その個人の同族会社が保有する上場株式等も含めて判定を
することとされます。

2.所得税と住民税の課税方式の統一
 上場株式等の配当等について、令和5年分所得税(令和6年分住民税)から、所得税と
住民税の課税方式が統一されます。これにより所得税と住民税で異なる課税方式を選択す
ることができなくなります。

■ 扶養控除の対象者となる非居住者の扶養親族の範囲
令和5年1月から、扶養控除の対象となる非居住者である扶養親族は、次に掲げる人とさ
れました。
1 年齢16歳以上30歳未満の人
2 年齢70歳以上の人
3 年齢30歳以上70歳未満の人のうち、次のいずれかに該当する人
(1)留学により国内に住所及び居所を有しなくなった人
(2)障害者
(3)扶養控除の適用を受けようとする所得者からその年において生活費又は教育費に充
てるための支払を38万円以上受けている人

▼確定申告に関する情報は下記国税庁ウェブサイトをご覧ください。
令和5年分 確定申告特集(準備編)
※上記サイトは令和6年1月上旬にリニューアル予定となっています。

公認会計士・税理士
畑中数正

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