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2016/07/04
平成28年分の路線価公開~全国平均8年ぶりに上昇~
公認会計士・税理士の畑中 数正です。
7月1日、国税庁が平成28年分の路線価図を公開しました。
全国平均が8年ぶりに上昇した(前年比0.2%増加)とのこと。
路線価は相続税や贈与税の課税価額を算定する際の
基準となる評価額で、国土交通省が公表する公示地価
(土地取引の指標となる地価)の約8割程度となっています。
ちなみに、路線価全国1位は、31年連続で
東京都 銀座5丁目の文房具店「鳩居堂前」の
2,696万円(1平方メートルあたり)でした!
また、上昇率が全国で最も高かったのは、
北海道ニセコ地区にある後志管内倶知安町山田の
「道道ニセコ高原比羅夫線通り」で、
上昇率が前年比で50%増加となっています。
ニセコ地区は外国人スキー客にも人気のリゾート地であり、
近年はアジア圏からの旅行者も増えているそうです。
現在、国税庁のHPでは
平成22年度~平成26年度の路線価が公開されています。
平成20年以前の路線価は、
各税務署で過去10年分保管されています(自署分のみ)。
いずれも閲覧可能ですので、必要な際はそちらをご利用ください。
▼詳細は下記国税庁ウェブサイトをご覧ください。
・平成28年度 財産評価基準書
公認会計士・税理士
畑中 数正