【決算・開示コラム】[グループ法人税制～連結納税制度との関係～]

公認会計士・税理士の畑中 数正です。

今回から４回にわたり、グループ法人税制のお話をしたいと思います。
初回は、グループ法人税制と連結納税制度との関係についてです。

グループ法人課税は平成22年税制改正で創設された制度で、
親法人とその親法人と完全支配関係（100%支配）がある法人に関する税制です。

完全支配関係にある法人グループに関する税制といえば、
先日お話した連結納税制度がありますね。
実は、連結納税制度はグループ法人税制の枠組みの中にある制度となっています。

つまり、グループ法人税制は連結納税制度を包括する制度であり、
図示すると下記のような関係になります。

今回からお話するのは
グループ法人課税のうち「グループ法人単体課税制度」についての内容になります。

それでは、次回からは具体的な制度の特徴や
制度の適用上特に重要な概念についてお話したいと思います。

▼グループ法人単体課税制度の詳細については、
? ?フレームワーク『グループ法人税制　～グループ法人単体課税制度の概要１～』をご覧ください。
　（CFO-Library会員は無料でダウンロードできます）
http://www.cfolibrary.jp/consolidated/consolidated-framework/13925

公認会計士・税理士
畑中 数正