【決算・開示コラム】[タカラトミー、連結子会社の不適切な会計処理で有報等の訂正]

（株）タカラトミーは8日、
訂正有価証券報告書等の提出および過年度決算短信等の訂正を公表しました。

連結子会社であるタカラトミーエンタメディアにて、
実態を伴わない取引と不適切な会計処理の可能性があり
社内調査委員会を設置し調査していました。

その調査報告を踏まえて、訂正したものです。

「当社の連結子会社における不適切な会計処理に関する報告」によると、
下記のような実態を伴わない取引があったようです。
（「」内は引用）

「当社の連結子会社であるエンタメディアは、Ａ社からの依頼を受けて、
2012 年４月以降、Ａ社とその発注先企業（以下「Ｂ社」といいます。）
との間の取引に介在するようになりました。
エンタメディアはＡ社からの発注を受けた上で、
さらにＢ社に対して発注を行うこととされていましたが、
代金については、まず、エンタメディアがＢ社に対して前渡金を支払い、
その後Ａ社から代金を受領することとされていました
（以下、このような取引を「前渡金取引」といいます。）。」

この取引は一度内部監査で指摘され、終了することになっていたらしいのですが、
「Ａ社とエンタメディアの間及びエンタメディアとＢ社との間に
それぞれ別の会社を介在させることにより、
実質的に前渡金取引を継続」していたようです。

結果として、H25年3月期は売上高で△297百万円、当期純利益で△76百万円の影響、
H26年3月期で売上で△1,164百万円、当期純利益で?△237百万円の影響があったようです。
（「訂正有価証券報告書等の提出および過年度決算短信等の訂正に関するお知らせ? 」より）

なお、業績予想も修正されています。

▼詳細は会社のプレスリリースをご覧ください。
当社の連結子会社における不適切な会計処理に関する報告
訂正有価証券報告書等の提出および過年度決算短信等の訂正に関するお知らせ?
特別損失の計上、業績予想の修正に関するお知らせ

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