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2017/09/15
IFRS「重要性」に関する実務記述書及び基準改正案を公表
国際会計基準審議会(IASB)は14日、「重要性」に関する
実務記述書を公表しました。
IFRSにおいて「重要性」は当該情報を財務報告に含めるか否かを
決定するための非常に重要な要素ですが、作成者はともすると
IFRSにおける要求事項を一種の「チェックリスト」とみなして
一律に形式的に適用する傾向があることが指摘されています。
今回の実務記述書はこうした「チェックリスト」を脱却し
投資家が求めている実質的な情報を開示するための
指針になることが期待されています。
同時に、財務報告がこうした考え方に沿ったものになるように
「重要性」の定義をIFRSの具体的な規定に掲載するため
IAS第1号「財務諸表の表示」及び
IAS第8号「会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬」の
改正案が公表されました。
2018年1月15日までの期限で意見を求めています。
▼詳しくは以下のIASBウェブサイトをご覧ください。
http://www.ifrs.org/news-and-events/2017/09/iasb-issues-ps2-and-publishes-definition-of-material-ed/