【決算・開示コラム】[ASBJ、IFRSフレームワーク見直しに向けてASAFに意見を提出]

企業会計基準委員会（ASBJ）は5日、
今月26・27日に開催される会計基準アドバイザリーフォーラム（ASAF）に向けて
「測定基礎の識別、記述及び分類」及び
「会計基準の設定における『企業の事業活動の性質』の役割」を
提出したことを公表しました。

国際会計基準審議会（IASB）では現在「概念フレームワーク」の改訂作業を
進めており、公開草案公表に向けて大詰めの作業が行われております。

「測定基礎の識別、記述及び分類」では、現在IASBが検討している
測定基礎の2分類（歴史的原価と現在価値）の代案として、
「測定におけるインプットを更新するかどうか」及び
「資産又は負債を測定する際に、市場参加者の仮定と企業固有の仮定の
　いずれによるか」に基づいて測定基礎を分類することを提案しています。

また、「会計基準の設定における『企業の事業活動の性質』の役割」では、
企業の事業活動の性質を適切に区分・記述し、会計基準の開発に与える
影響を「概念フレームワーク」において説明すべきことを主張しています。

▼詳しくは以下のASBJウェブサイトをご覧ください。
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/iasb/discussion/discussion_meeting/asaf20150305.shtml

▼なお、「概念フレームワーク」の公開草案は本年第2四半期とされています。
http://www.ifrs.org/Current-Projects/IASB-Projects/Pages/IASB-Work-Plan.aspx