国際会計基準審議会(IASB)は12月12日、 IFRSの小規模な基準改正を集めた「年次改善」の「2010-2012サイクル」及び「2011-2013サイクル」が 完成したことを公表しました。
今回の改正部分の概要は以下の通りです。
<2010-2012サイクル>
IFRS第2号(株式に基づく報酬)「権利確定条件」の定義 IFRS第3号(企業結合)企業結合における条件付対価の会計処理 IFRS第8号(事業セグメント) 事業セグメントの集約 報告セグメントの資産の合計と企業の資産との調整表 IFRS第13号(公正価値測定)短期の債権債務 IAS第16号(有形固定資産)再評価方式―償却累計額の比例的な修正再表示 IAS第24号(関連当事者)経営幹部の開示 IAS第38号(無形資産)再評価方式―償却累計額の比例的な修正再表示
<2011-2013サイクル>
IFRS第1号(IRFSの初度適用)「有効なIFRS」の意味 IFRS第3号(企業結合)共同支配企業についての範囲除外 IFRS第13号(公正価値測定)第52項の範囲(ポートフォリオの例外) IAS第40号(投資不動産) 不動産を投資不動産又は自己使用不動産として分類する際の IFRS第3号とIAS第40号との相互関係の明確化
2010-2012サイクル、2011-2013サイクルとも 2014年7月1日以後開始事業年度より適用されます (早期適用可)。
▼詳しくは以下のIASBウェブサイトをご覧ください。 http://www.ifrs.org/Alerts/ProjectUpdate/Pages/IASB-issued-Annual-Improvements-to-IFRSs-2010%E2%80%932012-Cycle-and-2011%E2%80%932013-Cycle-December-2013.aspx
また、続く2012-2014サイクルについても 11日に公開草案が公表されました (意見募集期限は2014年3月13日)。 http://www.ifrs.org/Alerts/ProjectUpdate/Pages/IASB-proposals-for-amendments-under-Annual-Improvements-Cycle-2012-2014-December-2013.aspx
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