持株会社 会計
情報更新日:2017/04/06
- 【定義】持株会社とは?
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株式所有を通じて、実際に製造・販売などの事業活動を行なう会社を支配する会社のことをいいます。
特に、グループ全体の経営戦略の立案及び子会社管理に専念する持株会社のことを「純粋持株会社」といいます。持株会社には、次のようなメリットがあると言われます。
(1)事業内容に応じた労働条件を確立できる
持株会社の配下にある事業会社では、各会社ごとに、その事業内容に即した労働条件(給与体系・勤務時間・休日のとり方など)を定めることができます。(2)各社の損益に対する意識が高まり、かつ、業績評価が明確になる
持株会社の配下にある事業会社は、独立の会社として、各社の損益に対する意識が高まると同時に、各社の業績評価を明確にできます。
(3)各社間の摩擦が解消できる
経営風土、歴史、従業員気質、社風などが異なる会社が合併して一つの会社になるには摩擦があります。
そこで、合併しないで持株会社が両社を統制することによって、合併と同様な効果を発揮させることができます。