合併・株式交換などの企業結合時の会計処理方法のひとつで、すべての結合当事企業の資産や負債および資本を、それぞれの適正な帳簿価額で引き継ぐ方法を言います。
企業結合が「持分の結合」である場合に採用される会計処理とされていましたが、平成20年12月の企業結合会計基準の改正により、廃止されました。
「持分の結合」とは、いずれの企業(又は事業)の株主(又は持分保有者)も他の企業(又は事業)を支配したとは認められず、結合後企業のリスクや便益を引き続き相互に共有することを目的とし、それぞれの事業の全て又は事実上の全てを統合して1つの報告単位となることを言います。