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監査調書 IPO

情報更新日:2017/04/06

読み:かんさちょうしょ

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【定義】監査調書とは?

監査調書とは、監査計画及びこれに基づき実施した監査の内容並びに判断の過程及び結果の記録のことで、あらゆる監査において監査人が作成すべきものです。

 

【監査調書の意義】

監査人は、次の事項を満たす監査調書を適時に作成しなければなりません。

(1)  監査報告書を発行するための合理的な基礎を得たことを示す、十分かつ適切な記録を提供すること

(2)  一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を実施したこと

監査人が、監査調書を十分かつ適切な記録として適時に作成することには、次 の効果があります。

(1)  監査業務の質を向上させる。

(2)  査閲を効果的に実施することが可能となる。

(3)  監査報告書の発行前に、入手した監査証拠及び到達した結論をより適切に評 価することが可能となる。 なお、監査調書は、適時に作成することにより、より正確な記録とすることができる。

 

【監査調書の作成目的】

(1)  監査計画を策定する際及び監査を実施する際の支援とする。

(2)  監査責任者が、監査基準委員会報告書第 32 号「監査業務における品質管理」に準拠して、指示、監督及び査閲を実施する際の支援とする。

(3)  実施した作業の説明根拠にする。

(4)  今後の監査に影響を及ぼす重要な事項に関する記録を保持する。

(5)  品質管理基準委員会報告書第1号「監査事務所における品質管理」に準拠した、監査業務に係る審査及び監査業務の定期的な検証の実施を可能にする。

(6)  法令等に基づき実施される外部による検査の実施を可能にする。

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