【決算・開示コラム】[国税庁ホームページで「公売情報」が公開されているのはご存じですか。]

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COLUMN 決算・開示コラム

2016/12/02

国税庁ホームページで「公売情報」が公開されているのはご存じですか。

公認会計士・税理士の畑中 数正です。

国税庁では「公売情報」をウェブで公開しています。

公売とは国(国税局、税務署)が差し押さえた財産を
入札などによって売却する制度で、原則として誰でも参加できます。
(国税庁などの職員や税金の滞納者など
  一部公売に参加できない人もいます。)

国税庁の「公売情報」に掲載されている公売財産は
土地建物などの不動産が多いですが、
宝石、車、絵画などの動産もあります。

私が「公売情報」を閲覧した日には
不動産405件、動産7件登録されていました。

ちなみに、インターネットで公売に参加できる制度が
あることはご存じでしょうか?

公売には、
「期日入札」「期間入札」「インターネット公売」「広告随意契約」
の4種類がありますが、この中の「インターネット公売」では
公売の入札をインターネットで行えます。

インターネット公売は、国税では平成19年から開始されており、
国から委託された民間会社(ヤフー㈱)が運営する
官公庁オークションサイトにて競り売りの方法で売却します。

官公庁オークションサイトでは国の公売財産だけではなく、
地方自治体など行政機関の公売財産も扱われているので、
いろいろなジャンルの物が掲載されています。

不動産、車、貴金属などはもちろん、
本、ゲーム機、ベビー用品、お酒、金券までありました。

物件価格も幅広く、数千円から1億円を超えるものまで
掲載されています。

公売に参加する際には、保証金が必要なことや
(落札できなくても返金されない場合もあります)、
落札後の引き渡し義務を国が負わないため
使用者や占有者がいる場合の明け渡し請求は
買い受けた人が行わなければならないなどの
留意事項がありますが、思わぬ掘り出し物があるかもしれません。

ご興味のある方は一度ご覧になってみてください。

▼詳細については下記ウェブサイトをご覧ください。
「公売情報」(国税庁)
「官公庁オークション」(YAHOO)

 

公認会計士・税理士
畑中 数正

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