【決算・開示コラム】[法人税と消費税の異同点2~課税所得等の範囲~]

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COLUMN 決算・開示コラム

2015/09/02

法人税と消費税の異同点2~課税所得等の範囲~

公認会計士・税理士の畑中 数正です。

法人税と消費税の異同点の第2回目です。
本日は「課税所得等の範囲」に関する異同点です。

法人税が法人の所得に対して課せられる税金であるのに対し、
消費税は商品やサービスを提供するなどの取引に対して課せられる税金です。

法人税では法人税法上、非課税取引に関する規定がなく、
原則としてすべての所得に課税されます。
(ただし、租税特別措置法において時限措置として非課税とされる取引があります。)

一方、消費税では
・消費税の性格上課税になじまない取引
・社会的に配慮が必要な取引
が消費税法上、非課税取引として規定されています。

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次回は「納税義務の成立時期」に関する異同点ついてお話します。

▼詳細については下記をご参照ください。
・「法人税と消費税の異同点1~総論~

公認会計士・税理士
畑中 数正

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