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2015/07/03
マイナンバー制度に対応するための準備2~現状把握~
公認会計士・税理士の畑中 数正です。
本日は、マイナンバー制度に対応するための準備作業の
最初の作業である「事務作業内容等の現状把握」についてのお話です。
個人番号を適正に取り扱う体制を整えるためにまずは現状の把握が必要です。
1.個人番号を取り扱う事務を確認
会社で行う事務の中で個人番号が利用される事務を確認します。
【例】
・従業員等の源泉徴収票の作成
・厚生年金保険被保険者資格取得届の作成 など
2.特定個人情報等の範囲を確認
個人番号を取り扱う事務において取り扱う
特定個人情報等の範囲を確認します。
個人番号を取扱う事務において作成する書類等に記載する情報全てが
特定個人情報に該当する点に留意が必要です。
3.事務取扱担当者の確認
個人番号を取り扱う事務を行う担当者(事務取扱担当者)を確認します。
【例】
・従業員等の給与事務担当者
・支払先が個人の場合の支払調書等作成担当者 など
個人番号を取扱う事務及び事務取扱担当者を明確化し、
「特定個人情報取扱規程」等に規定する必要があります。
次回は「基本方針・取扱規程等の策定」についてです。
▼詳細については下記をご参考ください。
・マイナンバー制度に対応するための準備1
・内閣官房ウェブサイト「社会保障・税番号制度」
公認会計士・税理士
畑中 数正