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2016/12/07
金融庁、フェア・ディスクロージャー・ルール・タスクフォース報告を公表
金融庁は7日、金融審議会市場ワーキング・グループにおいて
フェア・ディスクロージャー・ルール・タスクフォース報告
~投資家への公平・適時な情報開示の確保のために~を公表しました。
フェア・ディスクロージャー・ルールとは、
発行者である企業が公表前の内部情報を第三者に提供する場合には、
当該情報を他の投資家にも提供(公表)しなければいけないというルールです。
すでにこうしたルールが整備されている欧米等にならって
わが国にも本ルールを導入すべきことを主張しております。
本ルールはインサイダー取引規制の対象としての「情報」でなくても
発行者又は金融商品に関係する未公表の確定的な情報であって、
公表されれば発行者の有価証券の価額に重要な影響を及ぼす
蓋然性がある情報であれば規制対象に含めるべきと述べています。
「情報提供者」として規制が及ぶのは発行者役員のほか
情報受領者へ情報を伝達する業務上の役割を有する従業員等に限定し、
「情報受領者」として規制が及ぶのは有価証券の売買に関与する
蓋然性が高い証券会社役職員等に限られるべきとしております。
その上、こうした受領者であっても守秘義務等を負っている場合には
発行者は公表の義務はないとしております。
▼詳しくは以下の金融庁ウェブサイトをご覧ください。
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20161207.html
(資料1)