【決算・開示コラム】[中国、IFRS採用に向けて前進]

国際会計基準審議会（IASB）は24日、中国が将来IFRSを採用することを
前提としたワーキンググループを近く開設することを公表しました。

中国は2005年以降、会計基準のIFRSとのコンバージェンスを
進めてきましたが、あくまで自国基準であることを堅持してきました。
それから10年を経過して、IFRS導入を含めてさらに前進させる旨の
IFRS財団との共同声明を11月18日付で発しております。

現時点で正式にIFRSを採用するか、またそれが任意か強制かは不明ですが、
少なくとも国際的な中国企業を念頭に、合同ワーキンググループを
近い将来に開設することとしております。

▼詳しくは以下のIASBウェブサイトをご覧ください。
http://www.ifrs.org/Alerts/PressRelease/Pages/China-to-explore-further-use-of-IFRS.aspx

なお、米国証券取引委員会（SEC）も最近、
米国企業によるIFRSの任意適用に前向きな発言を行っております。
http://www.sec.gov/news/speech/piwowar-current-financial-reporting-issues-conference.html