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2016/11/21
【日商簿記】4級を廃止し初級新設へ
公認会計士・税理士の畑中数正です。
日商簿記検定試験は日本商工会議所と
各地商工会議所が実施する簿記に関する検定試験です。
現在の日商簿記検定には、
1級、2級、3級、4級の4つの級が設けられていますが、
来年4月に「初級」が新設されることになりました。
新しい級を設けるのは1961年以来、約56年ぶりとのこと。
なお、初級の新設に伴い、
現在の4級が平成29年2月に実施する試験を最後に
廃止されることも公表されています。
従来とは大きく違うのは、
初級の試験では試験の実施から、採点、合否判定まで
インターネット上で行うネット試験方式で実施されます。
商工会議所が認定した会場(自宅は不可)のパソコンで
受験することになり、原則として毎日受験できるようになりそうです。
4級の試験が年3回の筆記試験で実施されていることと比べると、
受験しやすくなり、資格保有者も増えるのではないでしょうか。
試験時間も40分と短くなる(4級は90分)ことから
試験の敷居が低くなる印象を受けました。
新人研修の一環としても利用しやすそうです。
▼詳細は下記日本商工会議所ウェブサイトをご覧ください。
・「日商簿記 初級」の創設について-累計2,500万人受験の簿記検定に、短期間で基礎知識を習得できる初級を新設-
公認会計士・税理士
畑中数正